
何でこんなに高いの・・(>_<)
自動車保険(任意保険)を更新する時にそんな疑問を感じたことはありませんか?
高齢化ドライバーの増加や消費税の増税など、日本の車事情の変化によって自動車保険は少しずつ値上がりを続けており、その傾向は今後も継続する見通しとなっています。
車の維持費を抑えて少しでも家計の負担を減らしたいと思っている方には耳の痛い話であり、「どこの会社が高くてどこが安いんだろう?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
ここでは各損保会社の最新の自動車保険料を比較し、なるべく安く賢く安心を得る方法について述べていきます。
保険料が高くなる原因は?

近年、日本は高齢化による高齢者ドライバーの増加(事故を起こす確率が上がる)、若者の車離れ、消費税の増税(損保会社が出す修理費などの負担が増える)など損保会社の収益が悪化する傾向にあります。
そのため自動車保険は少しずつ値上げされ、等級制度においても「事故あり等級」が導入されるなど、ドライバーへの負担は増加傾向となっています。
自動車保険料が高くなる主な要因は以下が挙げられます。
- 事故歴: 事故を起こしたことがあると、保険料が上がることがあります。
- 運転歴: 長い運転歴があると、保険料が低くなることが多いです。
- 年齢と性別: 若いドライバーや女性は、一般的に保険料が低くなります。
- 車の種類と年式: 車の種類や年式が新しいと保険料が高くなることがあります。
- 居住地: 都市部では事故のリスクが高いため、保険料が上がることがあります。
- 運転距離: 運転する距離が長いと、保険料が高くなることがあります。
保険料が高いのは代理店型!(東京海上、あいおい、損保ジャパン、三井住友)
保険料を比較して明確な傾向としてわかるのが、大手の「代理店型」自動車保険の高さです。
代理店型自動車保険とは、自動車を販売するディーラーや保険代理店を通じて加入する自動車保険を指し、現在の自動車保険全体の約9割のシェアとなっています。
※代理店型自動車保険のイメージ

代理店型自動車保険の保険料が高い最も大きな理由には、中間手数料の存在が挙げられます。
支払った保険料の約15%が代理店・ディーラーに中間手数料として取られるため、保険料はどうしても高めとなる傾向にあります。
代理店型自動車保険の場合、代理店やディーラーが保険プランを提案してくれる、いざという時のトラブルサポートをしてくれる、などのメリットがあります。
しかし保険料については通販型自動車保険と比較すると2倍近い差にもなることがあり、この点はデメリットです。
特に車種としては外車や高級車、スポーツカーの保険料が高くなる傾向にあり(修理代が高くつくため)、なるべく車の維持費を抑えたいと考えている方には気になるところです。
安くしたいならインターネット自動車保険(ダイレクト自動車保険)を検討する

少しずつ値上がりを続ける自動車保険料。
そんな中、自動車保険料を少しでも安くしたいと考える人にとって魅力的であり、最近シェアを伸ばしているのがインターネット自動車保険(通販型自動車保険)です。
※通販型シェア1位 ソニー損保

インターネット自動車保険は、契約者がインターネットや電話を通じて損保会社と直接やりとりすることで中間手数料を省いているのが大きな特徴です。
※インターネット自動車保険のイメージ

損保会社と「直接(ダイレクトに)契約する」という意味でダイレクト自動車保険とも呼ばれます。
インターネット自動車保険は代理店型と比べるとまだ歴史が浅く(日本での登場は1990年代)、「事故対応が不十分」などの批判もあります。
しかし近年は各損保会社とも事故受付、事故処理、サポート体制には力を入れており内容も充実してきました。
例えばソニー損保は事故対応力満足度においてトップクラスの評価を受けるなど(JDパワー社調査)、代理店型に負けないクオリティを実現しつつあります。
【インターネット自動車保険事故対応力ランキング2024】
事故対応力 | 事故現場急行サービス | |
---|---|---|
ソニー損保 | ![]() | あり |
イーデザイン損保 | ![]() | あり |
アクサダイレクト | ![]() | なし |
おとなの自動車保険 | ![]() | あり |
チューリッヒ | ![]() | なし |
三井ダイレクト | ![]() | なし |
楽天損保 | ![]() | あり |
SBI損保 | ![]() | なし |
当サイトのランキングの根拠と参考:価格.com保険料満足度ランキング、オリコン価格調査ランキング、週刊ダイヤモンド保険特集、JDパワー自動車保険満足度調査
インターネット自動車保険は契約者が自分で補償プランを決める必要があるなど、自動車保険に関する基本的な知識、理解が必要不可欠ですが、そうした点をクリアできれば十分、検討する価値のある保険と言えます。
まとめ
少しずつ値上がりを続ける自動車保険料。
各損保会社の保険料を比較してみると、東京海上、損保ジャパン、三井住友、あいおいなどの大手代理店型損保が高めになる傾向にあり、逆にインターネット自動車保険は総じて安くなる傾向にあります。
値段に見合った質の高いサポートを代理店やディーラーから受けられているのであれば、代理店型を重視すべきです。
しかし、代理店やディーラーの対応に満足できない、保険料をよりローコストに抑えたい、と考えるのであれば、一度通販型自動車保険も検討してみることをおすすめします。
当サイトの比較、評価レビューもぜひご参照ください。