
安い&安定感
三井ダイレクトの自動車保険(強くてやさしいクルマの保険)は、日本国内の三大大手損保のひとつである「MS&ADインシュアランスグループ」を親会社に持つインターネット自動車保険(ダイレクト自動車保険)です。
その強みは安めの保険料にあり、コストパフォーマンス重視で自動車保険を選びたい方なら候補のひとつに入ってきます。
日本の大手損保グループのひとつであるという安心感に魅力を感じる方なら検討してみたいところです。
では、その具体的な補償内容や他社と比較して見えてくる違いはどこにあるのでしょうか?
以下に解説します。
(最終更新:2024年10月)
主な補償内容と評価
まず、主な補償内容と当サイトの評価は以下のようになります。

- 走行距離による保険料区分:あり(8区分)
- ネット割引:新規で最大10,000円
- 特約:11種類
- 事故の初期対応時間:9時~19時
- 事故処理拠点:9か所
保険料の安さ | 事故対応力 | 事故現場急行サービス | 総合評価 |
---|---|---|---|
![]() | ![]() | なし | ![]() |
自動車保険(任意保険)の基本的な内容はどこでもほぼ共通ですので、メインである4種の保険セット(対人賠償、対物賠償、人身傷害、車両)は三井ダイレクトと他社に大きな違いはありません。
当サイトおすすめプラン
対人賠償保険:無制限
対物賠償保険:無制限
人身傷害保険:3000万円
搭乗者傷害保険:不要
車両保険:状況によって必要
必要な特約
★弁護士費用の補償
★対物超過修理費用の補償
★ファミリーバイク特約(原付バイク所有者のみ)
※「無保険車傷害保険」と「自損事故保険」は自動セットされるので検討対象外。
特約(有料オプション)は11種類と豊富です。
当サイトですすめる最低限必要な特約は「弁護士費用の補償」「対物超過修理費用の補償」ですので、三井ダイレクトで契約するなら、さらに「弁護士費用補償特約」「対物超過修理費用補償特約」が最低限必要となります。
参照
ローコスト&最低限で備えるなら自動車保険に必要な特約は二つだけ!
その他には必須と言える特約はないので契約者の意向に応じてセットするかたちとなります。
また三井ダイレクトは8つの走行距離区分が設定され、走行距離の少ないドライバーほどより安く、多いドライバーほどより高い保険料が設定されるようになっています。
全体的にはスタンダードな内容と見ることができます。
以下に、インターネット自動車保険でも最も重視すべき「保険料の安さ」と「事故対応力」に重点を置いて三井ダイレクトを他社と比較評価します。
保険料は安め
三井ダイレクトの保険料はインターネット自動車保険の中でも安めとなっています。
【インターネット自動車保険 保険料の安さランキング2024】
会社名 | 評価 |
---|---|
SBI損保 | ![]() |
チューリッヒ | ![]() |
楽天損保 | ![]() |
三井ダイレクト | ![]() |
おとなの自動車保険 | ![]() |
ソニー損保 | ![]() |
アクサダイレクト | ![]() |
イーデザイン損保 | ![]() |
当サイトのランキングの根拠と参考:価格.com保険料満足度ランキング、オリコン価格調査ランキング、週刊ダイヤモンド保険特集、JDパワー自動車保険満足度調査
国内の三大損保、いわゆる三メガ損保を親グループとするインターネット自動車保険の中では三井ダイレクトが最安となることも多く、コストパフォーマンスに優れています。
近年は自動車保険の価格破壊とも呼べるSBI損保やチューリッヒなどが存在感を強めつつありますが、国内大手損保グループの安心感も加味すれば決して引けをとってはおらず、この保険料の安さは三井ダイレクトの大きな強みのひとつです。
2018年の保険料安さリサーチでは中くらいの順位とやや下げましたが、走行距離による保険料区分が8つに増え、より細かい保険料設定が可能となりました。
※走行距離による保険料区分
★3,000km以下(最も安い)
★3,000km~5,000km
★5,000km~7,000km
★7,000km~10,000km
★10,000km~12,000km
★12,000km~15,000km
★15,000km~20,000km
★20,000km超
走行距離が少なめなドライバーの場合は保険料がより安く抑えられる可能性があるので、実際に見積もりをとって比較してみるのがおすすめです。
さらに近年では無事故期間の長いドライバーの保険料を割引して優遇する「長期無事故割引」も新設されました。

コストパフォーマンスを重視するなら、これらの特徴は知っておきたいところです。
事故対応力について
三井ダイレクトの事故対応力とロードサービスを他社と比較すると以下のようになります。
【インターネット自動車保険事故対応力ランキング2024】
事故対応力 | 事故現場急行サービス | |
---|---|---|
ソニー損保 | ![]() | あり |
イーデザイン損保 | ![]() | あり |
アクサダイレクト | ![]() | なし |
おとなの自動車保険 | ![]() | あり |
チューリッヒ | ![]() | なし |
三井ダイレクト | ![]() | なし |
楽天損保 | ![]() | あり |
SBI損保 | ![]() | なし |
当サイトのランキングの根拠と参考:価格.com保険料満足度ランキング、オリコン価格調査ランキング、週刊ダイヤモンド保険特集、JDパワー自動車保険満足度調査
まず事故対応力については、現在、自動車保険の満足度調査で最も権威ある存在のJDパワー社の事故対応満足度調査において、近年、三井ダイレクトはやや低めの評価を受けています。
近年、広まりつつある事故現場急行サービスが三井ダイレクトには無い点も少し気になります。
総評&どんな人が三井ダイレクトを選ぶべき?

「安い保険料」と「三井住友グループの安定した事故対応力」に特徴を持つ三井ダイレクトはコストパフォーマンスを重視して自動車保険を選びたい方には有力な選択肢となります。
ただし実際の保険料を見積もってみると、様々な条件により保険料が異なってくる可能性もありますので、比較見積もりサイトも利用しながら吟味していくのが最善です。
当サイトの他社の比較レビュー、自動車保険ランキングもぜひご参照ください。